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胃薬の選び方と日常での対策方法/各症状に合わせたおすすめの胃薬もご紹介!

2018年08月28日
ストレスや体調の崩れ、食べ過ぎ飲み過ぎなどが原因で胃が痛くなったことありませんか?

みなさんは、胃が痛くなる原因をご存知ですか?
また、自分の症状に合った胃薬を選べていますか?

今回は、胃が痛くなる原因や対策方法
胃薬を購入する時に迷わない胃薬の選び方についてご紹介します。

【目次】


1. 胃の働きについて


胃とは、消化の第一段階を行っている器官であり、食べ物に含まれる栄養分を吸収するための準備を行う、重要な働きを担っています。

【胃の働きの流れ】
@食べ物が胃に入る時は、まず入り口の【噴門(ふんもん)】が開きます。

A食べ物は胃の中心部分である【胃体部】に一時的に蓄えられます。

Bそこで胃液が分泌されて、消化が始まります。
胃液】には、主に「胃酸」「ペプシン」「粘液」の3つの成分が含まれており、この3つがバランスよく分泌されると食べ物は細かく、小さくなります。

C細かく、小さくなった食べ物は胃の出口である【幽門(ゆうもん)】から出て次の消化器官へと進んでいきます。

この流れがスムーズに行われているときは胃が正常に働いており、ここで問題があった場合に胃痛となります。
 
 

2. 胃が痛くなる原因と対策


では、どのようなことが原因で胃の働きに問題が起こるのでしょうか?
ここからは、胃痛になる原因と理由、起こらないようにするための対策についてご紹介します。

 
【原因1】 暴食
<理由>
・胃を酷使することになり、胃を傷つけることになります。

<対策>
・腹八分目にする(満腹状態ではなく、胃に少しの余裕を持たせることが大切です。)

・三食の食事をとる(飢餓状態にすることを無くし、食べ過ぎを防ぐ予防になります。)

・ゆっくりよく噛んで食べる。
※噛む回数は30回が良いと言われていますが、普段から噛む習慣のない方には大変な回数です。

また、食べ物によっても30回食べるのが大変な物(お寿司、そばなどの飲み込みやすい食べ物)もあります。
あくまで30回を目安に、普段からの食事でよく噛んで食べる習慣をつけることが大切です。

☆よく噛んで食べることは様々なメリットがあります。
メリットの頭文字をとった【ひみこの歯がいーぜ】というフレーズもあります。

◇ひみこの歯がいーぜ◇
ひ…肥満予防
み…味覚の発達
こ…言葉の発音がはっきり
の…脳の発達
は…歯の病気予防、歯並びが正常になる
が…ガンの予防
いー…胃腸の働きを促進
ぜ…全身の体力向上と全力投球

その中でもよく噛むことは、【肥満予防】と【胃腸の働きの促進】に大きく役立ちます。

【肥満予防になる理由】
よく噛むほど、脳の満腹中枢が刺激されて満腹感が増えます。
また1回の食事時間は、満腹中枢が働き始める20分以上が好ましいといわれており、よく噛んで食べることは必然的に食事時間が長くなるため、食べ過ぎを予防できます。

【胃腸の働きが促進される理由】
よく噛むことで、食べ物が細かく砕かれて、胃や腸で食べ物を消化・吸収する時に負担がかからないため、栄養の吸収がスムーズになります。
 
 
【原因2】ストレス
<理由>
・ストレスが、自律神経のバランスを崩す原因となり、胃酸が過剰に分泌します。
その結果、気分がふさぐことになり、のどがつかえる・胸やけがするなどの胃が痛くなる症状が起こります。

<対策>
・スポーツや趣味などで気分転換をする。
スポーツなら有酸素運動(ウォーキング、ランニング、水泳など)
趣味ならカラオケ・絵を描くこと・旅行・音楽鑑賞または楽器の演奏などが効果が強いです。

・入浴(ストレス解消に効果的とされているお湯の温度は38℃〜40℃のぬるま湯で、20分前後の入浴が良いです。)
※ ストレス解消になる快適な睡眠をとるためには、入浴は就寝の1〜2時間前までに済ませておくと良いです。

・質の良い睡眠をとる
睡眠時間は脳のリフレッシュ時間になります。

体の中の老廃物は、脳が働いている状態の時、脳のリフレッシュは効果的に働いていません。

寝ている時は脳の細胞の隅々までリフレッシュし、老廃物をクリーニングします。
また、脳のリフレッシュ作業はストレスによるホルモンの活発を抑制してくれます。

・誰かに相談することで、ストレスを減らします。
 
※ストレス解消法には個人差があるため、誰にでも効果が出るとは限りません。

せっかくのストレス解消法も、自分が嫌だと感じたら、それがストレスになることもあります。

紹介したストレス解消法の中で自分が楽しいと感じたことや負担にならないことを続けることが大切です。
 
 
※※いつまでもストレスが続く方へ
慢性的にストレス状態が続く方は、体にさまざまな異常や症状が現れている可能性が高いです。
そんな方は、ストレス解消法にも効果が実感できないことが多くなるため、速やかに病院で診療・治療を受けてください。
 
 
【原因3】喫煙
<理由>
・胃の血管が収縮し血行が悪くなり、機能低下や胃粘膜の抵抗力低下につながります。

さらに、タバコを吸うと胃が十二指腸と接する部分の筋肉(幽門括約筋)の機能を司る自律神経が乱れ、十二指腸液や胆汁が胃へ逆流するためです。
その結果、胆汁などによって胃粘膜が傷つけられてしまい、胸焼けを感じます。

<対策>
・禁煙をすること。
※本数を減らしたり期間を決めて禁煙するのは、再喫煙の元になる可能性が高いです。
毎日、禁煙をし続けることが大切です。
 
 
【原因4】寝不足
<理由>
・睡眠時間が短いと脳や身体の疲れが取れず、免疫力が下がり身体のさまざまな器官がバランスを崩し、不調が生じます。

・寝ないと、脳がリフレッシュされず、体全体の不調につながり、ストレスからの胃痛の元になります。

<対策>
・生活スタイルを変えて、今より多くの睡眠時間を確保できるように工夫する。
個人差もありますが、出来れば6〜7時間ほどの睡眠をとりましょう。

・明るい部屋では寝られなかったり、睡眠の質が低くなるため、部屋を暗く、静かな所でゆっくり寝るようにする。

・就寝前の1〜2時間前にはパソコンやスマートフォンの使用を控える。
※パソコンやスマートフォンから発生する『ブルーライト』が脳を刺激し活性化させるため、睡眠の妨げになります。

・就寝前にぬるめのお風呂にゆっくり入る。
※熱いお風呂は交感神経を刺激して眠気を覚ますのでよくありません。

・普段から睡眠不足なら、【睡眠負債】を解消するために寝だめをすると良いです。

睡眠負債とは・・・日々の睡眠不足が蓄積されていくこと。
休日などに普段より多くの睡眠時間をとることで解消できますが、正しくない方法では上手く解消されません。

<睡眠負債を解消する方法>
・寝る時間はいつもより早く寝るか、普段の起床時間より1〜2時間遅く寝ることで解消できます。
※朝の長時間の睡眠や長時間の昼寝などでは、睡眠負債を減らすことはできません。

・平日の15〜30分ほどの仮眠。
※椅子等の机での仮眠が良いです。布団などでは寝すぎ・深い眠りになるためよくありません。
 
 
【原因5】暴飲(アルコールの飲み過ぎ)について
<理由>
・胃が強く刺激されて、胃酸と胃粘膜のバランスが崩れます。
・胃粘膜が荒れます。
・胃の運動機能を低下します。

<対策>
・空腹時にアルコールを飲み過ぎないこと。
(空腹状態でのアルコールの摂取は、胃粘膜に強い刺激を与えることになり、胃粘膜に大きなダメージを与えることになります。)

・適度に水を飲むこと。(アルコールと一緒に水を用意しておき、こまめにとると良いです。)

・アルコール度数の高い飲み物は水などで薄めて飲むと刺激を抑えることができます。

※アルコールは適量なら胃液の分泌を促し消化を助けます。

【アルコールの適量とは】
アルコールの適量には個人差があり、また同じ人でもその日の状態によって異なるため、絶対に決まっている適量はありません。

厚生労働省が推進する国民健康づくり運動「健康日本21」によるところ、「節度ある適度な飲酒」として1日平均純アルコール約20g程度であるとされています。

この位の量が適量と呼ばれています。

◆酒類別のアルコール約20gを含む量◆

●ビール(アルコール度数5度)の場合
中びん1本(500ml)純アルコール量20g

●日本酒(アルコール度数15度)の場合
1合(180ml)純アルコール量22g

●焼酎(アルコール度数35度)の場合
0.4合(約70ml)純アルコール量20g

●ウイスキー(アルコール度数43度)の場合
ダブル1杯(60ml)純アルコール量20g

●ワイン(アルコール度数14度)の場合
1杯(120ml)純アルコール量14g 
 

※注意
お酒に弱い人、女性や高齢者または飲酒習慣のない人であれば、この基準(20g)よりも少ない量が適量になります。
 
 
【原因6】カフェインの摂り過ぎ
<理由>
・カフェインを過剰摂取することで胃を荒らすことになります。
カフェインが入っている主な商品は、
【コーヒー・紅茶・緑茶】などがあります。

※カフェインもアルコールと同じく、適量なら胃液の分泌を促す働きがあります。

<対策>
空腹時のカフェインの摂取・または過剰摂取をしないこと。

※カフェインの摂取量については適切にどれぐらいという目安は決まっていません。
食品安全委員会にも各国の目安の記述がありましたので下記に表記します。


飲み物として、お茶などはカフェイン量が少ないですが、コーヒーや栄養ドリンクはカフェインが多い場合があります。

※注意すること※
カフェイン量の多い飲み物についてはくれぐれも飲み過ぎないようにして下さい。
 
 
【原因7】刺激的な食べ物の摂り過ぎ
<理由>
刺激的な食事は胃で消化しにくく、腸で吸収しにくい食事となり、胃腸を荒らす原因となります。

<対策>
刺激の強い食べ物の撮り過ぎに注意をすること。
普段の食生活から気を付ける必要はないですが、胃の調子が悪いときや体調が悪いときなどは、刺激の強い食べ物を避けて、胃に優しい食べ物を摂取するように心がけましょう。

【刺激が強い食べ物】
ラーメン、ごぼう、レンコン、みかん、レモン、イワシ、脂身、冷たい牛乳、調味料(マヨネーズ・香辛料)など

【胃に優しい食べ物】
うどん、お粥、納豆、野菜ジュース、やわらかくなるまで煮た野菜、白身魚、鳥のささみ、温かい牛乳、ヨーグルトなどがあります。
 
また、消化の良い調理方法についても説明します。

【切り方について】
大きい方が消化に悪く、
小さい方が消化に良いです。

【食材のかたさ】
かたいものの方が消化に悪く、
やわらかいものの方が消化に良い。
※やわらかいからといって飲み込んでしまうのは駄目です。しっかり噛むことを意識しましょう。

【油の使用量について】
多いほど消化が悪く、
少ないほど消化に良いです。

 
【原因8】不規則な食事
不規則な食事とは
・朝・昼・夜の三食、食べないこと
・夜ご飯が遅い(寝る前や深夜になること)
・夜食を食べる。
・1回の食事量が多い。(満腹になるまで食べてしまう)

<理由>
・長時間、胃を空の状態にすると胃液だけが分泌され、胃粘膜が荒れる。

・食事回数を減らすと、その分食べれるときに過度に食べ過ぎて胃壁が過度に広がる。

・食後すぐに睡眠状態に入ると、胃腸の働きは鈍くなり、消化不良を起こしかねない要因となります。

<対策>
・朝・昼・晩の3食を心がける。

・夜遅くなる場合は食事を2回に分ける。(遅くなる前に1度間の食事をとる。)
 ※1度目の食事におやつなどは駄目です。小さめのおにぎりやカップスープ、ヨーグルトや果物などがオススメです。

・夜食や就寝前の食事を控える
※どうしても深夜や就寝前に食べたい時は、胃に優しい食事を心がけること。
(サラダや生野菜・おかゆやぞうすいなど)

・1回の食事量を減らす。(腹八分目にする。)
 
一つ一つの項目に原因と対策がありますので、ぜひ参考にしてください。
 

3.症状ごとのオススメ胃薬


それでも、普段の日常の中、胃痛になることがあると思います。

そこで役に立つのは【胃薬】だと思います。
みなさんは普段どのような胃薬を使っていますか?

胃薬には症状によって、色んな種類の胃薬があります。
症状ごとに入っている成分が異なり、配合量も変わってきます。

【主な種類】
@強い働きをするH2ブロッカータイプ
A胸やけ飲み過ぎなどにオススメの胃酸を中和するタイプ
B空腹時にオススメの胃の粘膜を守るタイプ
Cストレス・疲れなどによる胃痛にオススメのタイプ
D消化不良にオススメの消化酵素タイプ
E色んな症状に対応する総合胃腸薬(配合のバランスなどにより色んな胃の痛みに対応していますが、他の商品に比べると効果が緩やかです。)

などがあります。
 
 
ここからは上に紹介した6タイプの胃薬の紹介とオススメ商品を紹介します。
 
 

@胃痛・胸やけ・もたれ・むかつきの抑えに強く効いてほしい方(H2ブロッカータイプ)


H2ブロッカータイプとは…H2ブロッカータイプはもともとは医療機関が専門に使用してきた胃潰瘍(いかいよう)・胃炎用の薬のため、胃薬として高い効果があります。

デメリットして、薬の副作用が出る可能性が高いので、1類医薬品となっています。

※1類医薬品の購入につきましては、規定を守っての購入になり、守っていただけない場合は販売することが出来ません。

【1類購入時の規定】
@販売個数に制限があります。

A1類医薬品の購入には、店頭では薬剤師の説明。

ネットでのご注文時には、商品の添付文書を確認していただき、ご使用上の注意点を守っていただくこと。

また、各ネット販売店ごとに定めている、【設問】やご購入までの流れに返答していただくことになります。
(設問に関する返答内容、またはご購入までの流れに返答されなかった場合は、ご注文をキャンセルさせていただくことになります。)

<こんな方におすすめ>
胃痛・胸やけ・もたれ・むかつき等の胃の不快な症状を感じている方で、強く働く商品をお求めの方。
<作用>
過剰に分泌されている胃酸を抑えることができます。

※胃薬として効果が高い反面、副作用が出る可能性も高くなります。
使用上の注意を必ず読み、ご使用ください。

また、ご使用中に注意してある副作用が出た場合は、使用を中止し、商品にある説明書を持って、医師・薬剤師又は登録販売者にご相談ください。

◇オススメ商品◇
【第1類医薬品】ガスター10 【6錠】(第一三共ヘルスケア)
【セルフメディケーション税制対象】

・過剰に分泌した胃酸をコントロールして、胃痛、胸やけ、もたれ、むかつきにすぐれた商品です。
・胃酸の分泌をコントロールすることで、傷ついた胃にやさしい環境を作ります。
・直径7ミリの小粒で飲みやすい糖衣錠です。

内容量が多い【12錠】の商品もあります。

※ガスター10には上記に紹介した錠剤タイプの他にもいろんな種類があります。

水なしでもその場ですぐ飲める口中溶解タイプ
【第1類医薬品】ガスター10 S錠 (第一三共ヘルスケア)
【セルフメディケーション税制対象】
【6錠入り】商品と【12錠入り】

メントール配合でスーッとした清涼感があり、すばやく溶ける散剤タイプ。
【第1類医薬品】ガスター10 <散>【6包】(第一三共ヘルスケア)
【セルフメディケーション税制対象】
【6包】商品と【12包】などもあります。
ご購入の際には自分の飲みやすい商品をお選びください。
 
 
【第1類医薬品】ファモチジン錠「クニヒロ」【12錠】(皇漢堂製薬)
【セルフメディケーション税制対象】

H2ブロッカー薬のファモチジンを含有する胃腸薬です。
過剰な胃酸の分泌を抑制し、胃粘膜の修復を早め、胃痛、胸やけ、もたれ、むかつきの症状を緩和します。
 
 

A胃痛・胸やけ飲み過ぎなどの方(胃酸を中和するタイプ)


<こんな方におすすめ>
胃酸の分泌が過剰になっている胃痛、胸やけ、飲み過ぎなどの症状の方

<作用>
出過ぎている胃酸を直接中和し、治りをよくします。

◇オススメ商品◇
【第2類医薬品】パンシロンAZ【20包】(ロート製薬)
荒れた胃の粘膜を、覆って守る。
胃粘膜の修復を促進する成分を配合。
胃部不快感、胃の痛みなどの症状に効果を発揮します。

【36包】もあります。
 
 
【第3類医薬品】ハイウルソU 【30ml×2本】(佐藤製薬)

飲みすぎ、食欲不振、二日酔い・悪酔いのむかつきに
・胃と肝と腸に働く成分をバランスよく配合。つらい二日酔いや飲みすぎの方は1本お飲みください。
・肝臓に働く成分「ウルソデオキシコール酸」と「ウコン流エキス」を配合した医薬品の胃腸ドリンクです。
・アカメガシワエキスを配合。胃粘膜を保護し、弱った腸の働きを促します。



B空腹時に胃痛を感じる方(胃の粘膜を守るタイプ)


<こんな方におすすめ>
空腹時に胃痛を感じる方(胃酸の過剰分泌により胃粘膜が傷ついている方)

<作用>
胃酸の過剰分泌による荒れた胃の粘膜に付着し、胃酸に対する防御機能を高め、痛みを和らげます。又傷ついた患部の修復を助ける作用もあります。

◇オススメ商品◇
【第2類医薬品】スクラート胃腸薬 錠剤【36錠】(ライオン)

・スクラルファートが荒れた患部に直接貼りついて、胃酸などの攻撃から保護するとともに、患部を修復して、もとから治していきます。

さらに、アズレンスルホン酸ナトリウムとL-グルタミンが炎症をしずめ患部修復を促進します。

・炭酸水素ナトリウムと合成ヒドロタルサイトが症状のもととなる胃酸をすばやくかつ持続的に中和して胃への刺激を軽減します。

さらに、ロートエキスが胃の神経をしずめ、胃酸の分泌を抑えます。

・脂肪を分解するリパーゼAP6と、でんぷんを分解するジアスメンSSが、効果的に消化を助けます。

健胃生薬を配合した【スクラート胃腸薬S】の商品もあります。
 
 
【第2類医薬品】セルベール整胃錠【12錠】(エーザイ)
【セルフメディケーション税制対象】

普段から胃の弱りを感じる、このような方におすすめです。

・「胃もたれ」「胸やけ」などの症状を漫然と繰り返す方
・少し無理をしたり、少し胃に負担がかかるだけで不快な症状を感じる方

セルベール整胃錠は、胃酸などの刺激から胃の粘膜を守る「胃粘液」を増やし、さらに胃の運動を活発にして弱った胃の状態を整えます。

1回1錠で効く飲みやすい錠剤です。
 
 

Cストレスや疲れなどによる胃痛を感じる方(胃の筋肉のけいれんを和らげるタイプ)


<こんな方におすすめ>
ストレスや疲れ、緊張、不規則な生活などが原因となる自律神経のバランスの乱れによる胃痛を感じる方

<作用>
ストレスなどにより自律神経のバランスが乱れると、自律神経のひとつである副交感神経が優位にはたらき、胃の筋肉を過剰に収縮させてしまうことになり、胃痛の原因になります。

こちらの胃薬では、胃の副交感神経のはたらきを抑制することによって、過剰な収縮を緩和させ、痛みをとる効果があります。

◇オススメ商品◇
第2類医薬品】太田漢方胃腸薬U<錠剤>【54錠】(太田胃散)

自律神経の乱れを改善する漢方処方「安中散」に、精神安定作用がある生薬「ブクリョウ」を加えることで、ストレスに対する効果を高めています。

また、ふだんから胃腸の弱い方や、加齢などに伴う慢性胃炎にも適しています。

こんな方におススメです。
ストレスによる胃痛を感じている方。
飲み過ぎ食べ過ぎでもないのに胃が不調の方。
ふだんから胃腸の弱い方。

【錠剤タイプ】のほかに【散剤タイプ】の商品もあります。
 
 
第2類医薬品】ストパン【10カプセル】(大正製薬)
【セルフメディケーション税制対象】

・ストパンは、抗コリン薬チキジウム臭化物を配合した鎮痛胃腸薬です。
胃腸の異常な収縮を抑制し、ストレスなどによる突然のキリキリ、キューッとしたつらい胃痛・腹痛を鎮めます。


【第2類医薬品】ブスコパンA錠【20錠】(エスエス製薬)
【セルフメディケーション税制対象】

ブスコパンA錠は、すぐれた鎮痙作用をもつブチルスコポラミン臭化物を有効成分とする胃腸鎮痛鎮痙薬です。

ブチルスコポラミン臭化物は、胃腸の過度の緊張や痙攣をやわらげることにより、胃痛、腹痛、さしこみの痛みをしずめます。
 
 

D食べ過ぎ飲み過ぎによる、消化不良の方(消化酵素タイプ)


<こんな方におすすめ>
食べ過ぎによって胃が持たれている方。(消化不良を起こしている方)

<作用>
消化を助ける消化酵素が含まている胃薬。
胃腸などで分泌されている酵素と同じような作用があり、消化を助ける働きをします。

◇オススメ商品◇
【第3類医薬品】ハイウルソ顆粒【12包】(佐藤製薬)

ウルソデオキシコール酸に、2種の消化酵素、3種の健胃生薬を配合した顆粒で、のみやすい芳香性の消化健胃薬です。

胃もたれ、食べすぎ、はきけ(二日酔・悪酔のむかつき)などの不快な症状を改善します。

・ビオジアスターゼ2000、リパーゼAP6が、食物中のデンプン及びタンパク質、脂肪の消化を促します。

・健胃生薬のケイヒ末、ウイキョウ末、ゲンチアナ末が、弱った胃腸の働きを回復させると共に、はきけ(二日酔・悪酔のむかつき)などの症状をやわらげます。

・ウルソデオキシコール酸は、肝臓に働き、胆汁の分泌を促進し(利胆作用)、消化に時間のかかる脂肪の消化を助けます。


【第2類医薬品】第一三共胃腸薬プラス細粒【12包】(第一三共ヘルスケア)

弱った胃に効き、腸の状態を正常に近づけます。

・胃の消化機能を助け、栄養の吸収をよくします。

・腐敗菌などの有害細菌の増殖をおさえて、整腸作用を発揮します。

・胃粘膜のあれやただれの修復作業を助けます。

内容量が多い、【30包】【52包】もあります。

E原因がわからない方、又は色んな症状に対応した商品を選びたい方(総合胃腸薬)


総合胃腸薬とは…色んな成分が配合されているので、様々な症状に幅広く対応できる胃薬です。

ただ、色んな成分を配合しているため、それぞれの専門に特化した商品に比べると効果が緩やかです。

<こんな方におすすめ>
自分の症状がよく分からない場合。または、色んな症状に合う胃薬を選びたい方。

<作用>
色んな胃薬の成分が、症状を考慮しバランスよく配合されています。
 
 
◇総合胃腸薬オススメ商品◇
【第2類医薬品】キャベジンコーワα【100錠】(興和新薬)

キャベジンコーワαは、荒れて痛んだ胃の粘膜を修復し、正常な状態に整えるキャベジン本来の効きめに加え、MMSC(メチルメチオニンスルホニウムクロリド)と、胃の運動を促進する生薬成分ソヨウが協力して働くことで、弱ってきた胃を元気にし、正常な働きを取り戻していく胃腸薬です。

・キャベジンの錠剤は、外層と核錠との二層構造により、各有効成分が効果的に働きます。

・外層の制酸剤が出過ぎた胃酸を中和し、胃の痛みをやわらげます。
また胃酸を中和することで、消化酵素が働きやすい環境をつくります。

・内側の核錠がゆっくりと溶け出します。

・ロートエキス、消化酵素等の各有効成分が、より効果的に働きます。
MMSCとソヨウ、センブリが協力して働き、弱った胃を元気に健やかにしていきます。

【200錠】【300錠】があります。

持ち運びに便利な【顆粒タイプ】もあります。


【第2類医薬品】太田胃散A<錠剤>【45錠】(太田胃散)

太田胃散A<錠剤>は、胃の中の脂肪分を分解することによって胃に対する負担をやわらげ、不快な症状を改善する胃腸薬です。

・脂肪や肉類を消化するリパーゼAP6、ウルソデオキシコール酸、プロザイム6と、ビオヂアスターゼ1000の働きで、脂っこい食事や食べすぎなどによっておこる胃のもたれに、すぐれた効果をあらわします。

・胃がもたれたり胸やけがする時、胃の痛みがある時は、食後又は食間に服用してください。就寝前の服用もおすすめします。また、食欲がない時は食前に服用すると、食事がおいしくいただけます。

・錠剤をのみやすいように工夫しました。溶けやすく、さわやかな服用感で胃がスッキリします。かんで服用してもさしつかえありません。

内容量が多い【120錠】もあります。


【第2類医薬品】シオノギ胃腸薬K 細粒【16包】(塩野義製薬)

・胃腸機能を調整するカルニチン塩化物と5種類の健胃生薬が,弱った胃の働きを高め,胃もたれ,食欲不振などに効果をあらわします。また,アカメガシワ末が腸の働きを整えます。

・葉緑素由来成分である銅クロロフィリンナトリウムが荒れた胃粘膜の修復を助けます。

・でんぷん,たんぱく質,脂肪それぞれの消化酵素を配合しています。

・4種類の制酸成分の組み合わせにより,胸やけや胃痛などの過酸症状を改善します。

・さまざまな胃腸の不快な症状にすぐれた効果を発揮するように,15種類の有効成分を配合したのみやすい細粒状の総合胃腸薬です。

・配合している制酸剤はアルミニウムを含んでいません。(アルミニウムフリー)

**胃薬を飲む時に注意すること**
薬を水なし、または少量の水で服用すると、薬が食道でひっかかって溶けたり、薬の濃い成分がそのまま胃の粘膜を刺激します。
薬は必ずコップ1杯の水(又はぬるま湯)で飲むようにしましょう。
詳しくは購入した商品に記載されているので、そちらを参考に飲むのが一番良いです。

※一部の商品では、携帯に便利な水なしで飲める商品もあります。
商品の説明書などに記載されていますので、読んでから適切に服用して下さい。
 
 
胃薬を効果的に飲むため、商品説明にあるご使用方法と使用に関する注意事項をよく読み、ご使用ください。
 
 

4.胃に優しい習慣をサポートする商品



普段の生活からもいろいろと対策できることがありますが、それらをサポートする商品も多数ありますのでご紹介します。
 
 
【喫煙による胃の対策にオススメな禁煙サポート商品】
【第(2)類医薬品】ニコレットクールミント【12個】(武田薬品)
【セルフメディケーション税制対象】

・ニコレットクールミントはタバコをやめたいと望む人のための医薬品で、禁煙時のイライラ・集中困難などの症状を緩和します。(タバコをきらいにさせる作用はありません)

・使用期間は3ヵ月をめどとし、使用量を徐々に減らすことで、あなたを無理のない禁煙へ導きます。

・シュガーレスコーティングで、かみやすいニコチンガム製剤です。

※喫煙者のための医薬品となっておりますので、タバコを吸わない人や現在吸っていない人は使用しないでください。《身体に好ましくない作用を及ぼします》

他にも禁煙をサポートする商品の情報はコチラ>>


【飲み過ぎによる胃の対策商品】
ウコンの力 レバープラス プラチナ 瓶【50ml×5本入】(ハウスウェルネスフーズ)

1本に3種類のウコンエキス(秋ウコン、紫ウコン、春ウコン)や、ビサクロン、クルクミンなど、様々な成分を配合しています。

肝臓エキスは300mgと、シリーズ史上最高の配合量で、新たにドクダミエキス、甘草エキスを配合し、ウコン飲料をよく飲む方の元気をサポートします。

・ウコンには胃腸の調子を整える働きがあり、胃を守ることになります。
また、胆汁が十分に分泌され、肝臓でアルコールを代謝する際にスムーズに肝臓が機能する準備をします。

※あくまでも肝機能のサポートですので、アルコールの分解を高める商品ではありません。

・お酒を飲んだ後や二日酔いになってから飲んでも効果がありますが、一番効果を発揮するのは飲酒前(1時間ほど前がベストなタイミングです)

その他のウコンシリーズはコチラ>> 


【ストレスや疲れを解消する商品】
【第2類医薬品】ロート補中益気湯錠【252錠】(ロート製薬)

眠れなくてストレスのたまっている方へ

こんな症状に困っている方
〇仕事でイライラする
〇高ぶって寝付けない
○何だかあせる

こちらの商品は精神的あるいは心理的要因による不眠の方が対象になります。
ストレスによる自律神経のアンバランス(気分の波)を整え、不眠や疲労感などの不眠症や神経症を改善します。


【第2類医薬品】和漢箋 ユクリズム【168錠】(ロート製薬)

こんな症状の方に
〇なんだか疲れている
〇寝てもだるさが抜けない
○風邪をひきやすいなどの虚弱体質
○食欲が出ない

疲れやすい、寝てもだるさが抜けないなど。そんな毎日が続いている方は、体の【回復力】が落ちているのかもしれません。

また、胃腸の働きが衰えていると、食事をしても栄養が上手く取り入れることができず、元気がでない原因になります。

補中益気湯は別名「医王湯」とも呼ばれ、疲労倦怠や虚弱体質に効果的なニンジン・サイコ・ショウマ・オウギなど10種の生薬からなる漢方薬です。

消化吸収機能を整えながら、回復力を補い内側から元気な体にしてくれます。


【第2類医薬品】ロート柴胡加竜骨牡蠣湯錠【252錠】(ロート製薬)

更年期のイライラや気分の落ち込みを改善します。

こんな症状に困っている方
〇カーッと頭に血が上ったようにイライラする
〇落ち込んだり不安になるなど、気分が落ち着かない
○更年期になり怒りっぽくなった
○眠れないほど不安になる

柴胡加竜骨牡蠣湯は、サイコやボレイ、リュウコツ、ダイオウなど、11種の生薬からなる漢方薬。

神経系に働きかけ、更年期特有のイライラや気分の落ち込みなどの症状に効果を発揮し、気持ちを穏やかにしてくれます。
 
 
普段から胃に優しい生活をするために、色んな対策をとることが大切だと思います。

そしていざという時のために、自分がなりやすい胃薬を用意していることも安心感を持つことができ、ストレスを減らせるかもしれません。

ぜひ、自分に出来る対策といざという時の用意をしてみてください。
 
(株)コクミン薬剤師監修
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プロフィール
1935年創業の全国チェーン”ドラッグストア”のブログです。
本社は大阪なので、投稿で大阪弁が出ることがあります(笑)
くすり・化粧品・日用品・食品などに限らず、色々な投稿をしていきます〜。
業者さんに頼らずにスタッフが日々投稿しますので、カッコイイのは出来ませんが、熱意をもって投稿します(^^♪

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