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洗濯洗剤の種類と選び方 / 目的にあった洗剤を選びましょう♪

2018年03月02日
みなさんは、毎日お洗濯する洗濯洗剤はどのように選んでいますか?

『洗濯洗剤はどれも同じなので、あまり気にしていない』って方も多いと思いますが、衣類の汚れの違いによって、洗濯洗剤の種類も変わっています。 
  
自分に合った洗濯洗剤を使い分けて選んでみてはいかがですか?
 
  

目次




1.洗濯洗剤の仕組み




洗濯洗剤には、衣服に付着した汚れを効率よく落とすために、様々な成分表示がパッケージに書かれています。 

それぞれの特徴をご紹介します。


洗剤の成分

@界面活性剤
洗剤の主成分で『水』と『油』を混ざりやすくして汚れを落とします。

A水軟化剤
水に含まれている『カルシウム』と『マグネシウム』が結びついて、界面活性剤の働きができるように水の硬度を下げて洗いやすくします。

B酵素
界面活性剤だけでは落としにくい繊維の中に入り込んだ汚れや皮脂汚れなどを分解して、除去しやすくなります。

C蛍光増白剤
白い衣料には白さを増すために、蛍光増白剤が配合されている洗剤などがあります。
生成り(きなり)や淡い色合いの衣類には、色あせや変色などがあるので蛍光増白剤の洗剤には注意しましょう。

D漂白剤
汚れやシミなどを分解します。

Eアルカリ剤
汚れを取りやすくするために、洗濯液をアルカリ性にして洗浄力を高める成分になります。


汚れの種類と汚れを落とす特長

◎衣類の汚れは、3つに分かれています。

【水溶性の汚れ】
・汗や飲食物、果汁など水で落とせる汚れです。
・そのままにしておくと、シミになり除去しにくくなります。

【親水性の汚れ】
・ジュースや泥などの汚れで水になじみ、ある程度までは水や洗濯機で落とせる事ができます。

【疎水性(そすいせい)の汚れ】
・化粧品などのシミや食品の食べ残しなど、水や洗濯機では落とす事ができません。

この3つの汚れのうち、【親水性の汚れ】【疎水性の汚れ】を落とすのが洗濯洗剤になり、洗剤の主成分である界面活性剤がこの汚れを落としています。
 
 

◎汚れを落とす特長 

洗濯物の汚れを落とす特長は、洗剤の主成分である界面活性剤が大きな働きをしています。

◆界面活性剤の分子は、水になじみやすい【親水基】と、油になじみやすい【新油基】の2つの性質を持っています。 
  

◆水になじまない【新油基】は汚れなどにくっついたあと、界面活性剤が汚れをとりかこみ、汚れが繊維からはがれていきます。 
はがれた汚れは、界面活性剤が付着しているので衣服の再付着を防ぎます。


本来、混じり合わないこの2つの物質を界面活性剤が混ぜ合わせて、汚れを落とす働きをしています。

界面活性剤の汚れを落とす順番は次のようになります。

■浸透作用(繊維のすき間に洗剤が浸透します)
    ↓
■乳化作用(汚れを包み込みます)
    ↓
■分散作用(汚れを水中に引き出します)
    ↓
■再付着防止作用(汚れが再付着しません)

このような現象をローリングアップ現象といい、汚れを落とす大きな働きをしています。

2.洗剤の種類と選び方




洗濯洗剤にはたくさんの種類がありますが、主な種類をご紹介していきます。 
 
洗浄力の強い洗剤・大切な衣料を守るデリーケート洗剤・時間短縮や節約にも役立つジェルボール洗剤などたくさんの洗濯洗剤の種類の中から目的別に使い分けて洗濯洗剤を選びましょう。 




≪粉末洗剤≫

▼アリエール 粉末 サイエンスプラス7 本体
(P&G)






≪液体洗剤≫

▼アタック 抗菌スーパークリアジェル(花王)





▼トップ スーパーNANOX(ライオン)





≪柔軟剤入洗剤≫

▼ボールド 香りのサプリインジェル(P&G)





≪無添加洗剤≫

▼さらさ(P&G)

 
 
 
   
 
≪ジェルボール≫ 
 
▼アリエール パワージェルボール3D(P&G)





≪デリケート洗剤≫

▼エマール(花王)


 
 
 
≪衣料用漂白剤≫ 
 
▼ワイドハイター(花王)





▼ワイドハイターEXパワー 粉末タイプ(花王)





≪部分用漂白剤≫ 

▼ワイドハイターEXパワー ガンコなシミ用 
(花王)





▼トップ プレケア エリそで用(ライオン)


 
  


3.お洗濯の節約ポイント


 

 
毎日のお洗濯で洗濯機はかかせないものですが、沢山の洗濯物で毎日何度も洗濯機を回したり、洗濯物に臭いや汚れが残りもう一度洗い直したりする場合などはありませんか? 
 

洗濯の効率が悪くなると、【電気代・水道代】などの負担が多くなる場合もありますので、今日からお洗濯を効率アップしてみませんか?
 

@洗濯物を詰めこみすぎない 
お洗濯1回あたりの電気代は約2円程度ですが、一回のお洗濯の洗濯物を詰めこみすぎると、洗剤が全体に行き渡らず汚れ落ちが不十分になったり、すすぎがうまくできずに電気代がかかり過ぎる場合などがあります。

★洗濯物の量は洗濯機の約80%くらいの容量が良いでしょう。 
 
 
Aお風呂の残り湯を活用
お洗濯1回あたりの水道代は20円〜30円程度ですが、お風呂の残り湯のぬるま湯の活用で、汚れが落ちやすくなり水道代の節約にもなります。

★残り湯をくみ上げる便利なアイテムでバスポンプがありますが、洗濯機の種類によっては最初から備え付けされている場合もあります。

B洗剤を入れすぎない 
洗剤を入れすぎてしまうと、すすぎの回数も増えて電気代・水道代がかかり過ぎる場合もありますので、使用量を守って使いましょう。

C洗濯物を入れる順番
洗濯物は正しい順番に入れると洗濯層の回転効率が良くなり、汚れも落ちやすくなるので電気代・水道代の節約にもなります。 
 
●1番下 
バスタオルなどの水を吸った時に重たくなるものを先に入れます。  
 
●真ん中 
シャツ・パンツなどの普通の洗濯物を入れるのがいいでしょう。 
 
●1番上  
下着・洗濯ネットなどの軽いものをおすすめします。 
 
 
D洗濯物は外に干す
最近の洗濯機には乾燥機能がついているものが増えていますが、この乾燥機能が洗濯機の中で一番電気代がかかるので、乾燥機能をなるべく使わず干して乾かすことをおすすめします。

日々のお洗濯の節約を心がけて、洗濯効率をアップしてみましょう。  
 


4.洗濯表示


  


洗濯表示は衣類などをケアして長持ちさせるために、洗濯表示を確認しながら洗濯をおこないます。
この洗濯表示が、2016年12月に変更になりました。  
  
 
≪5つの基本記号≫


基本の記号に『ー』や『・』を組み合わせてお洗濯の強弱が表示されています。

詳しい洗濯表示のサイトは...≪こちらです


洗剤の種類が多くて迷った時は、各洗剤のパッケージに書かれている特長や成分などを確認しながら、自分の洗濯物に合った洗濯洗剤を利用されることをおすすめします。
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プロフィール
1935年創業の全国チェーン”ドラッグストア”のブログです。
本社は大阪なので、投稿で大阪弁が出ることがあります(笑)
くすり・化粧品・日用品・食品などに限らず、色々な投稿をしていきます〜。
業者さんに頼らずにスタッフが日々投稿しますので、カッコイイのは出来ませんが、熱意をもって投稿します(^^♪

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