このエントリーをはてなブックマークに追加
HOME > 2018年02月07日

2018年02月07日

花粉症対策商品の選び方/目的別商材

2018年02月07日
冬や夏の終わりなどの過ごしやすい季節になり始めると、毎年“花粉症”の流行が始まります。

“花粉症”は今では“国民病”とも呼ばれていて、発症する方も年々増加しています。

今回は“花粉症”のシーズン前に予防出来る商品や、ケアに役立つ商品の選び方をまとめました。


【目次】

1.花粉症とは?


“花粉症”とは、“花粉”が“抗原(アレルゲン)”になり、体内に侵入して発症する“アレルギー疾患”です。

花粉は本来人の身体には無害ですが、花粉が多く体内に入ると、身体の免疫機能が花粉を有害な物と認識し、“IgE抗体”という花粉への抗体を生成します。

この“IgE抗体”が一定以上出来た状態で、花粉を吸いこむと花粉症を発症します。

〈花粉症の症状〉
花粉症を患うと・・・
・目、鼻のかゆみ
・鼻がつまる、
・鼻水、くしゃみが頻繁に出る
・のどがイガイガする、かゆくなる
などが症状が見られるようなります。

ほかの症状として・・・
・頭痛、発熱
・咳
・だるさ
などの症状も現れる場合もあります。

花粉症はアレルギーの一種なので、人によって重くなりやすい症状が違います。
花粉症の際には症状に合わせた対策をとりましょう。

〈主な花粉症の特徴〉
【スギによる花粉症】
・流行期間は2月〜4月頃まで、本州の広範囲で飛び続けます。
・飛散する量が多く、花粉症患者の大半の方がスギによる花粉症です。
・鼻に強く影響が出ることが多い花粉です。

【ヒノキによる花粉症】
・流行時期は3〜5月頃まで、スギ花粉の流行が終わる頃に飛散が始まります。
・スギ花粉と比べると、目に影響が出ることが多い花粉です。
・スギの花粉症とあわせて発症する人もいます。

【ブタクサによる花粉症】
8月〜10月頃に流行時期を迎える秋の花粉症です。
・咳やのどのイガイガなど、のど関係に症状が出る事が多い花粉です。
・花粉が小さく、気管支などに入り込みやすいです。
・症状が風邪と似ていて、間違われやすいです。

○花粉症の場合は、鼻水が透明でサラサラ、くしゃみや目のかゆみが頻繁におこる・・・などの特徴があります。

2.花粉症の症状が出た場合


▼鼻の症状には・・・
体内に侵入した“花粉”と“IgE抗体”がくっつくと、“肥満細胞”という細胞から、“ヒスタミン”という花粉症の症状の原因となる物質が放出されます。

鼻炎薬などを選ぶ際は、この“ヒスタミン”に対して効果をもつものを選びましょう。

アレグラFX 【28錠】(久光製薬)

抗アレルギー薬であるアレグラFXに配合されている“フェキソフェナジン塩酸塩”という成分は、ヒスタミンを予防する“抗ヒスタミン薬”です。

アレグラFXには、医療用医薬品として処方されている「アレグラ錠60mg」と同成分・同用量の“フェキソフェナジン塩酸塩(抗ヒスタミン薬)”が配合されています。

“抗ヒスタミン薬”は使用すると眠くなる事がありますが、アレグラに入っている“抗ヒスタミン薬(フェキソフェナジン塩酸塩)”は比較的眠くなりにくいのが特徴です。

アルクイックAG点鼻薬 【20ml】(奥田製薬)

“クロモグリク酸ナトリウム(抗アレルギー剤)”、“クロルフェニラミンマレイン酸塩(抗ヒスタミン薬)”が配合されている点鼻薬です。

“クロモグリク酸ナトリウム”が“ヒスタミン”などのアレルギー症状を引き起こす物質の放出を抑え、“クロルフェニラミンマレイン酸塩”が症状を緩和します。

▼目の症状には・・・
目に花粉などのが付着すると、目が炎症を起こし、かゆみがおこります。

目をこすると炎症が悪化するので、点眼薬など使用して対処しましょう。

ロート アルガード クリアブロックZ 【13ml】(ロート製薬)

アレルギー症状をの原因となる物質の放出を抑える“クロモグリク酸ナトリウム”
かゆみを止める成分“クロルフェニラミンマレイン酸塩”
炎症を鎮める“プラノプロフェン”

これら三つの成分が、アルガードの中でも最大濃度配合された点眼薬です。

▼のどの症状には・・・
のどの痛みなども鼻炎薬を使用すると、症状を緩和できます。

また、症状が重い場合、のどスプレーのど飴を持ち歩いておくと、辛い時の対処として役立ちます。

花粉症による喉の荒れは、菌が原因ではないので、炎症を鎮める成分が配合されている物を選びましょう。

トラフル クイックショット 【20ml】(第一三共ヘルスケア)

のどの炎症を鎮める、粘膜の荒れの治癒を促進する効果を持つ“水溶性アズレン”配合のスプレータイプの治療薬です。

健康のど飴たたかうマヌカハニー  【80g×6個】(カンロ)

抗炎症、アレルギー抑制などで人気のある“プロポリス”を配合されているのど飴です。

“プロポリス”の主成分である“フラボノイド”という成分には、“ケルサチン(ヒスタミンを抑制する効果をもつ成分)”などが含まれています。

のどスプレーなどは水を飲むたび、効果が薄れていくものもあるので、辛い時にはのど飴を舐めてみましょう。


3.花粉症予防に役立つ物


花粉症への予防は、体内に花粉が入り込まないようにすることです。 

花粉やウイルスなどの予防グッズとして定番のマスクは、鼻や口からの侵入を抑える事が出来ます。

超快適マスク プリーツタイプ小さめ 【30枚】(ユニ・チャーム)【花粉MA】

鼻から顎のラインに沿ってカバーできる、プリーツタイプの使い捨てマスクです。

マスクを選ぶ際は、プリーツタイプで使い捨ての物を使用すると、より多くの花粉の侵入を防ぐことが出来ます。

アレルシャット ウイルス花粉イオンでブロックスプレータイプ 【65ml(160回分)】(フマキラー)

陽イオンポリマー(プラスイオン)が花粉を反発・吸着し、体内への侵入を防止する花粉防止用のスプレーです。

目をカバーしつつ、マスクと併用することで鼻、口をよりカバーできます。

資生堂 dプログラム アレルバリア エッセンスBB ナチュラル【40mL】(資生堂)

花粉対策が出来る化粧品の「アレルバリア」シリーズが“資生堂”から販売されています。

肌に均一な膜を張る“アレルバリアテクノロジー”が搭載されたエッセンスです。

肌の赤み・くすみや色ムラも自然にカバーし、花粉・ちり・ほこりなど気になる微粒子から肌を守ります。

花粉防御用メガネ
花粉症防止用のメガネをつかうと、目に付着する花粉の量を多くカット出来ます。

普通の眼鏡でも付着する花粉を減らす事が出来るので、目に来やすい人は眼鏡を装着してみましょう。

静電気防止
衣類から静電気が発生していると、花粉は衣類に吸い寄せられ、付着しやすくなります。

花粉の多い時期は、静電気が発生しやすいセーターやウール地で出来た服などは避けておきましょう。

静電気防止に役立つグッズ
静電気防止スプレー柔軟剤には、“界面活性剤(静電気を防止する成分)”が含まれているので、使用しておくと衣服の静電気防止になります。

エレガード 【160ml】(ライオン)

速乾性で、いつでも気軽にスプレーできる静電気防止スプレーです。

静電気の発生を防止する“界面活性剤”が配合されており、静電気による花粉の付着を防ぎます。

ランドリン ボタニカル 柔軟剤 ベルガモット&シダー【500ml】(パネス)

植物由来の柔軟成分でふわっふわに仕上がる、「ランドリン ボタニカル」シリーズの柔軟剤です。

静電気を抑制し、花粉やホコリなどの吸着を抑えます。

“界面活性剤”を配合した柔軟剤は、洗濯の際に使用することで静電気を防止し、日常の中で花粉対策が出来ます。


花粉症は自然治癒も難しく、今までなったことのない方も、抗体が一定以上出来ると花粉症を発症します。

もうすぐ本格的に花粉症が流行りだしてくる季節ですので、自分に合った予防や対策を取ってみてください。

          潟Rクミン薬剤師監修
このエントリーをはてなブックマークに追加
プロフィール
1935年創業の全国チェーン”ドラッグストア”のブログです。
本社は大阪なので、投稿で大阪弁が出ることがあります(笑)
くすり・化粧品・日用品・食品などに限らず、色々な投稿をしていきます〜。
業者さんに頼らずにスタッフが日々投稿しますので、カッコイイのは出来ませんが、熱意をもって投稿します(^^♪

各SNSでも配信していますので、フォロワー登録お願いします〜〜♪
<< 2018年 02月 >>
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28      
最新記事